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フィンランドバーチ・バッフル+FE126E
え〜っと、長谷弘工業株式会社の重ねて作るバックロードホーン、
MM-151Sのバッフルボードandスピーカーユニット交換第2段〜♪

今回は秋葉原のコイズミ無線店頭にて販売されているファンランドバーチ・バッフルに、FOSTEX製フルレンジスピーカー「FE126E」を使ったらどんな音になるのだろうと
期待を膨らませてやってみました。


そもそもの経緯は、mixiにてハセヒロオーディオのコミュニティを作成していた時、
このフィンランドバーチバッフルを使っている人が音を絶賛していたので一度聴いてみたいなと思ったからです。
ただ、10cmユニットまでの対応を公式HPでアナウンスしているものに12cmユニットが適切か否かを問われると、駄目なんだろうなぁって個人的に思います。
でも、適切な箱に入れなくても音は鳴るわけだし、聴いてみないと音の良し悪しを判断できないのも事実です。
まずはやってみる、聴いてみる。
感覚の世界をグラフだけで判断するのは難しいですから。
(中にはグラフでわかる言い張る人もいますが・・・・・・)


バッフル板にSA/F80AMGを取り付けでは
MDF製のバッフルでしたが、
今回は
フィンランドバーチ製のバッフルを使用しました。

MDF(中質繊維板)とはファイバーボードの一種で、木材を繊維の状態にまでほぐし、再成形した板材です。
特徴として均質で加工性がよい。塗装ができる。釘が効きにくい。などがあります。
用途として、家具や建築材などに広く使われます。
(もくもくHPより)

フィンランドバーチは別名「ホワイトバーチ合板」と呼ばれフィンランドのシラカバ(フィンランドバーチ)を
ロータリーレースで薄い単板にし、高圧高温でプレスしたものです。
主にヨーロッパ全土で工業、産業資材用合板として船舶・車両などに使われています。
日本でも一部の船舶や自動車などに利用されています。

用途として、内装材のほかスピーカーボックスに使われています。
(もくもくHPより)


もくもくHPの値段表を見る限り、

MDF        2430mm×1220mm×18mm  ¥5,410

フィンランドバーチ2430mm×1220mm×18mm  ¥17,640

と、フィンランドバーチは非常に高価な木材です。
実際、交換バッフルの店頭価格も、
MDF
だと1枚1000円フィンランドバーチだと1枚2000円
と差があります。
どちらの木材も高級なオーディオ用途に使われている実績があり、
音の良し悪しの判断は難しいものがあります。




今回用いたバッフルとユニットとスピーカーグリルです。
開封して作業をしたのが購入後の2週間も後になるなんて思ってもみませんでした。




バッフルの拡大写真です。
これ1枚で2000円。
(;´Д`)高いなぁ・・・・・・
ペアで4000円もかかります。
MDFだったらジョイフル本田でサブロク15mmが2枚買えます。




今回使ったスピーカーユニットです。
バックロードホーン専用に設計されているユニットであり、E原氏も絶賛(?)なユニットです。




本来はユニットの前に何も無いほうが良いのですが、前にスピーカーが落下しソフトドーム部に凹みができたので対策にスピーカーグリルの導入を決めました。
結構硬い作りなので、猫や子供対策(嫁さんはおろか彼女もいませんがw)になりそうです。




スピーカーユニットを取り出したところです。
(;´Д`)ううむ、美しい・・・・・・
同系列のユニットでFE83Eという8cmのユニットを使っているのですが、
振動面積が広いというのは精神的に良いですね。




裏面の写真〜。
でかいマグネットが良い感じ♪




横から見た写真です。
(;´Д`)結構厚みがあるので、箱の奥行きとか大丈夫なのかな・・・・・・
まぁいいか。




スピーカーグリルの中身です。
ネジとパッキンが付属しているので、このネジでユニットを固定します。
FE126E付属のネジよりも少し長いのが特徴です。




ユニットの取り付けはバッフル板にSA/F80AMGを取り付けを参考にしてください。
MDFよりも硬い積層板であるためネジ止めに苦労しました。
まぁ、歯がたたない硬さでもないので。
スピーカーグリルとバッフルの隙間が無くなるまで締め付けます。




ユニットを取り付けたらスピーカーにとりつけて完成ヽ(・∀・)ノ
(;´Д`)うわぁ・・・・・・ルックス的に駄目駄目だなぁ・・・・・・・
スピーカーグリルが余計に感じます。黒いし。
フィンランドバーチは結構白いので元々ミスマッチだとは思っていたけれど、まぁいいや。
ハセヒロのSSC塗料でも塗ったらよい感じになるかな?
まぁ音重視なのでしばらくはこれでいいや。


とりあえずHi-ViM4Nと交換したので、交換後にどのように音の感じ方が変わったのか書きたいと思います。
※吸音材は片側リプトン×3とニードルフェルト少量です。
※試聴には適当にmp3を流しつつ感じたことを列記しました。

まず第一印象
1、vocalが綺麗になって、中音域の密度が増した。
2、低音の量は減った感じ。ドコドコといった低音がスッキリした低音に変わりました。
3、音は乾いた感じ。
4、音離れが良くスカッとした音。

音だけを評価するなら自分好みに近づきました。
もう少し吸音材などで調整したら良くなりそうかな。
まぁ12cmのユニットに換えてみて良いのは音の密度が増したというところですね。
しっとりした感じが無くなったのは残念ですが、それ以上に良い結果が得られたと思います。

今日はこれまでヽ(・∀・)ノ



2006/9/11 追記

エージングも大分進行したので、そろそろ音についても書きたいと思います。
普段女性vocal(みとせのりこ、奥花子、CANDY、中山マミ等)男性vocal(尾崎豊、徳永英明、小田和正等)を中心に聴いており、クラシックやジャズはほとんど聴かない私の評価なのであまりあてにならないかもしれませんが簡単にレビューを。

とりあえず部屋の都合もあってマランツのグラフィックイコライザー「EQ580」を用いて中音域を若干持ち上げて聴いていますが、女性vocalの美しさが一番魅力的です。
同傾向のユニットでFE83Eを使ったダブルバスレフと比べても、こちらのほうが女性vocalの美しさが際立っていると感じました。
聴き初め当初は、みとせのりこさんの美しい声に鼻血がでるかと思いましたよ(笑)

反対に男性vocalは声に芯が無い感じに聴こえ、お世辞にも良いとは言えない結果となりました。
これはグラフィックイコライザーのON、OFFを変えても感じられるので、ユニットのキャラクターではないかと考えられます。

低音は特に鳴らし始めてから大きく変わったような印象はありません。
まだ変化するのか、それともこのままなのかわかりませんが満足していることは確かです。

ハセヒロバックロード(・∀・)イイ!!