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先日購入したハセヒロオーディオのエンクロージャーKIT、MM-151Sの中にはバッフル板にスピーカーユニットを取り付ける為の説明がありませんでした。
これでは本当の素人さんには優しくない。
てなわけで、ユニットの取り付け方を簡単にまとめてみました。



今回バッフル板に取り付けるのはDIYAUDIOのSA/F80AMGというユニット。
マグネシウムとアルミニウムが入った素材を振動膜として使っているみたいです。
詳しいことは私もわかりませんが、調べてみると中々評判が良いユニットだそうな。
私の中では期待大ですヽ(・∀・)ノ



箱から出してみました。
目玉の親父の愛称がよく似合うユニットですねw
箱の中身はユニットと説明書だけ。ネジと隙間埋めのパッキンは入っていません。
ネジ別途購入する必要があります。
ハセヒロオーディオのバッフルに取り付けるなら、太さ4mm、長さ16mm程度のタッピングネジが良いと思います。(もちろん別のネジでもOK)
地元のホームセンターで13本入り86円でした。



作業するにあたっては、少し深さのある作業台があると便利です。
無くてもできない事はありませんのでご安心を。
今回は先日買ってきたHi-ViM4Nの箱を利用しました。



こんな感じにバッフル板をのせます。
バッフルのサイズは縦188mm、横148mm、厚さ18mmです。
真中にφ75mmの穴が開いています。
バッフルの裏面にはブチルゴム接着テープがついています。
バッフル板をエンクロージャーに接着する場合は使うそうですが、私みたいに何度もつけたりはずしたりを繰り返す人には正直不要な代物。
自分でMDFを買ってきてバッフル板を作ってしまったほうが安上がりですね。
直線カットだけやってもらえば、穴あけ程度は素人工作で充分です。
電動工具が無くても、手回しドリルとハンド糸鋸、丸い棒、紙やすりがあればわりかし簡単にできます。
それでも結構疲れますがw
お金があって時間が無い人は素直にバッフル板を購入したほうが良いですね。
(ちなみに1枚1050円します)
お金が無い私みたいな人は、自分で作った方が愛着も湧きますし楽しいと思います。



穴にユニットを通します。
この時しっかりとスピーカーユニットがバッフル板にくっつくようにのせてください。
もしのらなかったら作業台を変えるなど工夫して対処するように。
後々の作業で失敗しないための防御策です。



参考までにバッフルの裏面。
右のバッフル板の端ギリギリにブチルゴムテープがついているほうが上になります。
ブチルゴムテープの厚さは約1mm程度ですね。



表に戻しまして、スピーカーユニットをネジ止めする穴からサインペン等で丸く印をつけます。
印をつける前にユニットを取り付ける角度等微調整をしてください。



印をつけたらユニットを取り外し、手回しドリル等を用いて下穴を開けます。
深さとしては3〜4mm程度で充分でしょう。
この作業をやらないで直接ネジ止めをすると、MDFが盛り上がってきて無駄に力を使う羽目になります。
ちょっとした事で楽できるなら、この作業を私はお勧めします。



開けた穴に今度はネジを使って穴を拡大します。
この時ネジを奥まで回しいれると、ユニットを取り付けるときにぶかぶかになってしまうので、ネジの長さが半分程度埋まるところで止めておいてください。



4箇所全てに上と同様の作業をやったらやっとユニットの取り付けとなります。
このときに一箇所を最初に深くとめるのではなく、3分の2程度浮くぐらいでとめます。
次に最初にとめたところの対角線の部分に相当するところを、同様に3分の2程度とめます。
それから残ったところをまた3分の2程度とめて、4箇所全部埋めてから本止めをします。
これはユニットを破損させないために行います。



無事にとりつけ完了ヽ(・∀・)ノ
ここで注意ですが、MDFはその性質上力をいれてネジを回すと簡単にネジ切れをしてしまいます。
ほどほどで止めておきましょう。
目安としてはネジを回していって止まったなと思ったらそれ以上回さないことです。
後は箱への取り付けですが、これはマニュアルを見れば簡単に出来ますので記載は控えさせていただきます。

ただ、このユニットはエンクロージャー付属の接続端子では接続できないので、はんだづけをするかスピーカーケーブルで継いでやるか工夫をしてください。
音質を選ぶなら内部のケーブルを交換し、ユニットに直接はんだ付けが一番でしょう。
ユニットへのはんだ付けはこちらから。



そんなこんなで完成ヽ(・∀・)ノ
この写真だとスピーカーユニットにカバーがしてあったり、ホーン開口部に吸音材が詰めてあったりと遊んでありますが、音質に関して何のメリットも無いので真似しないでください(笑)


最後にこのスピーカーユニットについて感想を語らせていただきます。
SA/F80AMGは8cmというスピーカーユニットのサイズからは想像できないほどの低音再生をしてくれます。
バックロードホーンは低音を過剰に再生させるための箱ではありませんが、それでも低音の多さにBASSを-2dbしないと私には低音過多でした。
CDプレーヤーの特徴かアンプの特徴か、はたまたスピーカーケーブルの特徴かよくわかりませんが、サブウーファーで低域を補強してやる必要はとりあえず無いと感じました。
音質としてはM4Nと似たような傾向です。
ただ違うのは、クラシックを再生させたときのパンチ力がM4Nよりもこっちのスピーカーユニットの方があるということですね。
総合としてかなり良いスピーカーユニットでは無いでしょうか?

いつか、他のユニットでもこのエンクロージャーに突っ込んで音を聴いてみたいですね。
後はスピーカーの性能をマイクとパソコンを使って数値化、グラフ化してみるとか。
楽しみがいっぱいですが、就職活動も修士論文もやらないといけないことが一杯なので何時になるかはわかりません。
とりあえず今回の内容はここまでヽ(・∀・)ノ
何かありましたら掲示板mailweb拍手の一言に頂けると幸いです。
バッフル板にSA/F80AMGを取り付け