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スピーカーを自作してみました。
なぜ自作をしようかと思い至ったのかというと、ホームセンターで売っていた簡易的なBOOKラックを購入し、組み立てているときに物作りの血が騒いだわけでしてw
そこからネットを駆使し、参考資料を読んで、なんとか一台作ってみました。
材料も加工済み、はんだごてとドライバーさえあれば誰でも簡単に作れるスピーカーですけど、自分にとってはスピーカー・クラフトの第一歩。
記念という意味もあるし♪

作ってみたいけど、ユニットとスピーカーコードをどうやって接続しているのかわからない。
エンクロージャーって何を買えばいいの?
私と同じようにわからないだらけの人がいると思います。
と、いうわけで出来るだけわかりやすく、またスピーカークラフトを促進させるために、初めて作る人に参考になるようなレビューを書いてみたいと思います。

作ろうと思っても、自分は専門家じゃない。
参考になるHPはいっぱいありますし。
むしろ、抵抗とかインピーダンスとか回路がどうとか言われてもさっぱしな人間です。
まずは教科書が必要だと思い、お勧めと言われているものを買ってきました。





FOSTEX 「CRAFT HAND BOOK SPEAKER CRAFT MANUAL VOL.1」
約40ページ程度の冊子にしか思えない本です。
これで600円(税抜)はボッタクリだと思いつつも中を覗いてみたら、図面や設計に関してわかりやすく載っていたので、値段分の価値はあるなと思いました。
分厚い本は肩がこるし、自分にはこれでピッタリ。
もう少し勉強してから、故・長岡先生の本も読んでみたいと思います。

この中から一番原理が簡単そうで、且つ安価で作れそうな密閉型を今回は選んでみました。

エンクロージャーを設計するにあたり、冊子の中にあった計算式とユニットの性能から容積を算出してみました。
細かい計算式は上の冊子に書いてあるので省きますけど、容積=0.655(L)
コイズミ無線HPのエンクロージャー項目に、容積0.7(L)のものがあったので、これでいいやと購入してきました。

作成にあたり用いた工具




全てが必要というわけではないですが、この程度あると便利です。
はんだごて、こて台、はんだはダイソーにて購入しました。

後ははんだ吸引機があると便利です。

用いたユニットとエンクロージャー(箱)




写真は1セットのみですが、実際は2セットでステレオ分となります。
コイズミ無線では通販もやっているので、都内近郊でない方も用意に購入できるとおもいます。
ちなみにエンクロージャーの中に見える黄色いものはグラスウールという吸音材です。
使用したユニットはFF85Kです。
性能自体はFOSTEXのHPを参照してください。
これ以外に、スピーカーコードが必要なので、家電屋で購入する必要があります。
1m100円からあるので、予算に合わせて好きなものを選ぶと良いと思います。
ただし、太いコードを使うとはんだ付けを行う際に苦労するのでお勧めできないですけどもw
長さは2つで1mもあれば問題ないでしょう。

では始めていきます。



ユニットを箱からとりだした写真です。
だからなんだと言われると困りますがw



袋から取り出し裏返した写真です。
赤いラインのところが+の端子、印の無い方が−の端子となっているので、間違えないように。



ピンボケですけど、付属のビスとワッシャーです。



エンクロージャーの中からコードを通し、ユニットの端子に先端のカバーを向いて、接続したところです。
コードの先端を軽く曲げておくと作業がやりやすいと思います。
写真の赤いコードは1m40円程度の安いコードです。



先ほどの写真の拡大バージョン。



はんだで根元をとりつけて、余った先端は切り落としました。
これでユニットとの接続は完了。
この状態でもアンプに接続すれば音がなります。(あたりまえですがw)



エンクロージャーにとりつけて、完成♪
作業自体はとても簡単でした。



箱の裏側です。
写真のように箱には楕円の穴が開いているので、そこからケーブルを通しました。
ただ、密閉型として後ろに穴が開いているのはどうかと思います・・・・・・
接続端子をとりつけることで密閉できますが、それはまた次のレビューで書きたいと思います。

作成後記としまして、
ユニットにコードをどうやって接続したのかを中心にレビューを書いてみました。
探し方が悪いのか、端子や接続部が載っているHPが見当たらなかったのでw
安価に自分だけのスピーカーが作れることは魅力的なものがあります。
音自体は賛否両論があると思いますが、私にとっては現在使っているD-062AXよりも良いと感じました。
また、容積が0.7Lと小さいため、置き場所にも困らず狭い部屋にピッタリです。
不満としては、スピーカーネットがデフォルトで無いことぐらいですね。
スピーカーネット付の製品もありますけど、ちょっと高かったので予算オーバーとなりました。

今回はここまで
スピーカー製作記